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【施設紹介】アドミュージアム東京 に行きました!

こんにちは!スギヤマケイです。

汐留のオフィス街の一角、日本の広告とマーケティングの歴史を伝えるアドミュージアム東京に行ってきました!

印刷業が盛んになり多彩な広告表現が生まれた江戸時代から、メディアの発達、価値観の多様化を伴って現代に至るまでの広告コミュニケーションの歴史が、様々な史料や映像展示を使って紹介されています。コミュニケーションが持つ人を動かす力を実感できるとても面白い博物館です。ご紹介します!

 

 

アドミュージアム東京とは

アドミュージアム東京は、日本の広告とマーケティングの歴史を伝える資料館です。

電通の事業拡大の基礎を築いた吉田秀雄の意志を基に設立された吉田秀雄記念事業財団によって運営されており、電通本社ビル地下のカレッタ汐留の中にあります。

様々な史料や映像展示を介して、広告コミュニケーションの発展を辿ることができます。

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アドミュージアム東京 入口

 

ここが面白かった!

入館すると、まず江戸時代の広告についての展示から始まります。

定価での店頭販売によって顧客の潜在ニーズに応えた三井高利の業績から、各店舗の業種を示す酒林などのアイコンの登場、印刷技術の発達による広告物と文筆業の登場などを伝えています。

新しい商品の販売方式を生んで潜在ニーズに応える、広告物に有名な芸能人を起用する、企業スポンサーを得て創作活動を行うなど、現代のマーケティングや広告に受け継がれている多くの発想が江戸時代に生まれていたことをわかりやすく学べました!

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江戸時代の広告 ―アドミュージアム東京

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江戸時代のチラシとポスター ―アドミュージアム東京

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江戸時代に活躍したクリエイターたち ―アドミュージアム東京

続いて明治時代の広告が紹介されています。

殖産興業の拡大にも印刷物による広告が貢献したことや、新たに生まれたメディアである新聞の登場、新聞広告の濫用から広告規制が生まれた流れが紹介されており、明治維新後の大きな社会変革と広告の密接な関係を学びました!

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明治時代の広告 ―アドミュージアム東京

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広告の規制を生んだ明治期の広告合戦 ―アドミュージアム東京

続いて大正~昭和前期の広告が紹介されています。

ずらりと並んだこの時期の広告物には西洋美術のデザインの観念が取り入れられ始めていて、広告物にも芸術性が重視されてきたことを学びました! 

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大正~昭和前期の広告 ―アドミュージアム東京

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抽象画の表現が取り入れられた広告 ―アドミュージアム東京

続いて、戦中~戦後、さらに戦後復興期~平成の広告が紹介されています。

戦中の史料としては、戦意高揚と全体主義の推進を目的とした広告が展示されていました。昭和前期以前の広告物と比べても色彩がより単調になっている様子が印象的です。

戦後以降の広告物については、テレビの登場によるマスメディアの変革と共に、それぞれの時代における社会全体の価値観が色濃く反映されていることが解説されていました。

広告と世論の関係が密になっていった様子を辿っていけます。 

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広告は全体主義の推進にも使われた ―アドミュージアム東京

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戦後復興期~平成の広告 ―アドミュージアム東京

常設展示の最後、21世紀の広告についての展示では、インターネットの興隆とSNSの誕生によるメディアの双方向性の強化と、広告と社会のより密な関係について解説されています。

見る人の共感と感想の発信を喚起することを意図した広告や、社会課題の解決を訴える広告など、広告がより社会全体の意思決定に関与しつつある様子が感じられました。

展示室内のタブレットでは、広告から受ける印象で分類された数々の映像広告を見ることができます。懐かしい思いに浸ったり、表現方法の工夫に感心したりしました。 

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21世紀の広告 ―アドミュージアム東京

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タブレットで見られる広告アーカイブ ―アドミュージアム東京

常設展示を観終わった先には、企画展示スペースがあります。

私が訪れた際には「世界のクリエイティブがやってきた!」という企画が行われており、「CANNES LIONS」という国際的な広告賞で受賞した広告物が紹介されていました。

世界各地で行われた素晴らしい取り組みを介して、社会全体の動きに対する広告の影響力をひしひしと感じることができました。 

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企画展示「世界のクリエイティブがやってきた!」 ―アドミュージアム東京

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疑問を持たせてくれるメディアの力 ―アドミュージアム東京

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多様性の重視を主張したドイツのスーパーマーケットEdekaの取り組み ―アドミュージアム東京

 

行き方や周辺情報

アドミュージアム東京の最寄駅は汐留駅ですが、新橋駅からも歩いて5分程度です。汐留のオフィス街の中にある施設ですが、近くには旧新橋停車場や浜離宮恩賜庭園などもあり、休日に散策しても楽しいエリアです。

展示はとても充実していますが、入館料はなんと無料です。

その他開館日や詳しいアクセス方法などについては、公式サイトをご確認ください。

www.admt.jp

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Ads can be more than just ads. 広告を、広告で終わらせてはもったいない。 ―アドミュージアム東京

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